ある程度の規模以上のメディアのコメント欄を運用する際、誹謗中書を防ぐためにNGワードを設定すると思います。ですがネット上にはなかなかNGワードの具体的なリスト、考え方の情報がなかったりします。
そこで自分が実際のメディアを運用した経験から、NGワードを作成する際の考え方、実際に運用に使っているNGワードのリストを公開しようと思います。みなさんのコメント欄の運用に参考にしてもらえれば嬉しいです。
まずはNGワードの設計について。
目次
1.NGワードはある程度割り切って運用すべし
言葉というのは難しいもので、文脈によっては暴言な言葉も違う文脈では普通の言葉となります。
たとえば「ぶっ殺す」という言葉も「ぶっ殺すと憤っていた自分を恥じた」という言い回しだったら暴言にならないですよね?
かと言って暴言と思われるワードを指定しないでいると、コメント欄が荒れて居心地の悪い場所になってしまいます。
なので申し訳ないですが、良心的なユーザーの方に綺麗な言葉で発言してもらおうと割り切り、NGワードに設定しましょう。
2.NGワードだけで全ての暴言を防ぐことは不可能。運用でカバーすべし
いくらNGワードを設定しても全ての暴言を防ぐことは無理です。
激しい言葉も差別的な言葉も使っていないのに確かに暴言に読めるコメントが存在します。
たとえば「いい精神科を紹介しましょうか?」とか、「読点の使い方がおかしいですね。さすが高卒ですね」とか。
NGワードを設定された暴言を吐くユーザーも、そのNGワードをどう掻い潜ろうかと頭を使ってきます。これは制限がクリエイティブを産むということで、制限を設定したことで暴言のクリエイティビティが上がったのです。
なのでNGワードの追加はほどほどにし、コストが許す範囲内は人力である程度カバーしましょう。
3.NGワードを編集する時は周りにひとこと前置きをしよう
そしてこれは意外に重要です。NGワードのリストを職場で編集する際は、周りの人にひとこと言ってから編集しましょう。
そうしないと同僚にリストを見られた時に、暴言や卑猥な言葉のリストを見ているヤバいやつだと思われます(笑
最後にNGワードリスト
UTF-8のtxt形式のものをZIPで圧縮してあります。Windowsだとメモ帳以外のエディタで開くのが無難かもしれません。ちなみに前の項で言った通り、ひどい言葉が並んでいるため閲覧には気をつけましょう。